:NO.53『卒業』
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卒業 (新潮文庫)
重松 清 (著)
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[ 9点 ] ※10点満点中
まゆみのマーチ、あおげば尊し、卒業、追伸。
四篇の短編集。すべて親の死にまつわるお話です。
いろんな卒業があるなーと。
まゆみのマーチにはやられました。
とてつもない恐怖であっても乗り越えられない壁はないってことを言ってるのかな。自分にはそうは思えないってことはまだまだ子供。時間が大人にさせてくれるのか、それもとも何かのキッカケが、人を大きくさせてくれるのか、それ自体が親の死か。僕にとっては想像力の果てにあるような気がして、鋭くて触ると切れそうなので、目をつぶっておこう。
実感わかないけど、もしかしたら、あと10年もすれば直面するようなことのなのかもしれない。もしかしたら30年経っても直面しないかもしれない。でも、おそらくいつか直面するんだろうとは思う。その日まで考えるのは止めようと思った。
大仕事の前に、片付けなきゃいけない小さなことが山積みだから。
(オススメの本です。)
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/11/28
- メディア: 文庫
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