:hiroki-u 本日の twitter 便り
18:47 髪を染めた、アッシュブラウン。
:NO.44『米で起業する!』
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米で起業する! (単行本(ソフトカバー))
長田 竜太 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806713635/cg0853-22/ref=nosim/
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このGW、京都の実家に入り浸っています。
そういえば我が家、今は見る影もありませんが、昔は農家で米作ってたな〜、と思い出したのでこの本を読んでみました。
まず、米は定量的に見てみると儲かりません。以下が他の農作物との比較
労働生産性 労働収益性
金柑 ¥3,435 ¥2,184
サトイモ ¥2,064 ¥1,108
人参 ¥1,354 ¥827
普通水稲(米) ¥2,088 ¥160※労働生産性は、1時間働いたときに入ってくる金額
※労働収益性は、経費を差し引いて手元に残った金額
こう見ると入ってくる収入は大きいものの、トラクター、稲刈り機だとか設備投資がばかにならない稲作は儲からない!ということ。今から農業始めるみなさん、是非、金柑にしましょう〜、(というお話ではありません。)
著者は経営コンサルタントの助言を得ながら、自分の米作りを劇的に変えていきます。部門別損益で見た場合の「イグサ」部門の赤字を見るに、「イグサ」事業の廃止を決定。代わりに米の販売を農協依存型から脱却。個人販売を始め、お歳暮等の贈答用米販売に乗り出す。それだけに留まらず、かつて産業廃棄物であった「米ぬか」を生かして、それに含まれるギャバという成分に目をつけ健康食品を製品化。
米の労働収益性が低いと言われながらも、まだまだ未開拓産業だよというのを地で進んでます。
著者曰く、21世紀は第1次産業は再び脚光を浴びるだろうと。「命」という目線で考えた場合、米づくりほど重要な産業はないと。打倒マクドナルドか。
勝ち組、負け組ならまだいい、「待ち組」にはなるな!と警鐘を鳴らしています。常にチャレンジ。行動せよと。
- 作者: 長田竜太
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2008/03/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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