:本日の ブックマーク

:NO.100『91%の社員は「ムダ!」である』

hiroki-u2008-09-11

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91%の社員は「ムダ!」である (講談社BIZ) (単行本)
梅森 浩一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062820919/cg0853-22/ref=nosim/
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キーワードは、「エンゲージメント」。

著者はトムソン・ロイター・ジャパンの人事本部長。この職に就く際に、CEOよりエンゲージメント・スコアを5ポイント上げてほしいと依頼される。
(本書の題名のとおり、日本のエンゲージメント化された社員の割合は9%。先進国で最低レベルとのこと。)

タワーズペリン社の定義で、エンゲージメント化された社員とは、「仕事に対して自発的・主体的に努力する意志と能力を持つ者」とされている。
いわゆる、会社・組織に対して滅私奉公を強いるような忠誠心(ロイヤルティ)とは違う意味で使われる。

思うに、自らがエンゲージメント化するには、前向きに仕事に取り組む姿勢が最低限必要であるが、究極的には、”場”(会社や組織)を選ぶ必要があるんじゃないかと思った。というのは、自分の目指すべきベクトルと会社のベクトルが同じ方向に揃ってはじめて、エンゲージメント化することができると考えるからだ。ベクトルがズレていれば、自発的・主体的に努力できないもん、絶対。

著者は転職するよりも、社内転職(異動)を行うなどリスクの少ない変化を推奨しているが、ベクトル一致を求めるためには、異動程度では如何ともし難いんじゃないのかな、と感じました。

とはいえ、まず自分の人生のベクトルを指し示すことが出来なければ、会社・組織のベクトルに引きずられるだけ。そこが一番大事です。

91%の社員は「ムダ!」である (講談社BIZ)

91%の社員は「ムダ!」である (講談社BIZ)