：NO.112『超・階級 スーパークラス』

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超・階級 スーパークラス (単行本)
デヴィッド・ロスコフ (著), 河野純治 (翻訳)
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[ ６点 ] ※10点満点中

『世界は6,000人に支配されている！！』ということで、ダボス会議、ビルダーバーグ会議、三極会議、ボヘミアン・グローブ、CGI(クリントン・グローバル・イニシャチブ)といったトップエリートの集まる会議の内幕を披露。

ビルダーバーグ会議、三極会議は、過去の栄光にすがった老人たちの集まりだとバッサリだが、新興勢力として伸びてきているのが、CGI。ビル・クリントンが主宰者として実施している世界会議だが、2代前のアメリカ大統領でも今の世界経済に大きな影響力を持っているってのには驚いた。ま、一度の講演会のギャラが4,000万円とかいうレベルなんで、ちょっと浮世離れしてますが・・・。

で、８章で『スーパークラスのメンバーになるための方法』が書いてあるんだけど、

スーパークラスになるための八原則
　
　一、男に生まれること。(略)
　二、ベビーブーム世代であること。(略)
　三、文化的ルーツがヨーロッパにあること。(略)
　四、名門大学に通うこと。(略)
　五、ビジネス界、金融界に入ること。(略)
　六、組織の力を基盤とすること。(略)
　七、金持ちになること。(略)
　八、幸運であること。(略)

もう、「あ、そう。」としか言えません・・・。

ただ、１つ言えることは、

スーパークラスは、力があるからエリートなのであって、エリートだから力があるのではない。

それだけは言える。ほとんどの人間が、何らかの組織のピラミッドの頂点を占め、隠然たる影響力を発揮できる立場にあることは間違いない。

◇Clinton Global Initiative
　http://www.clintonglobalinitiative.org/

超・階級 スーパークラス