:NO.77『視覚マーケティングのススメ』

hiroki-u2008-07-17

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視覚マーケティングのススメ (単行本(ソフトカバー))
ウジ トモコ (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756911994/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 7点 ] ※10点満点中
財務・経理の仕事に直結することはありませんが、なにかのキッカケになればと思って読んでみました。

・少ない投資で大きく儲けるデザイン戦略
・デザイン・センスを磨く5つのポイント

の2章立て。気になったポイントをメモ。

大手・中小企業に関わらず、小予算の販促で頻繁に起こる間違いなのですが、ブランディングのためにデザインを発注しているのか、アドバタイジングのためにデザインを発注しているのか、またはプロモーションのためにデザインを発注しているのか、発注者が混乱して、わけがわからなくなっているというケースがあります。
本来、デザイン・マーケティングとは「ブランディング」されているから「アドバタイジング」も「プロモーション」も効果が上がるという仕組みが成り立っています。

まず「ブランディング」ありきなのは、よく分かりましたが、そもそも「ブランディング」「アドバタイジング」「プロモーション」の3つの正しい定義をだれか教えてください。(もうちょっと突っ込んで別の本読むかなぁ・・・。)

トーン&マナーとは企業・商品・サービスにただよう"雰囲気"や"世界観"のことです。
企業であれば、その企業の方向性を視覚的に理解してもらうために、トーン&マナーを使う必要があります。自分(自社)を外にどう見せていきたいか、見てもらいたいかを表現するためのツールなのです。「自分の会社は、こういう会社なんです。」という、外に対してアピールをしていくための自己紹介だと考えてください。
(中略)
実は、クリエイティブに関わる多くの人たちは、このトーン&マナーと制作のコンセプトだけをクライアントから固定してもらい、あとは表現の自由を与えてもらえたらどれだけいいだろうと心の底から思っています。

デザインの費用対効果を高めるためには自社のトンマナを意識して把握することが大事であり、そこの部分を外部のデザイナーにまかせっきりにしてしまうと、デザイナーが変わるたびにトンマナが変ってしまうというトンマなことになってしまいます。
(あぁ・・・・、しょうもないダジャレを。)

デザインもいろいろと奥が深くて勉強のし甲斐がありそうです。美大のデザイン科では教養課程の2年間を費やしてビッチリと"カラー(色)”の基礎的な訓練をするんだって。

何事も基礎が大切ということで。

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)