:NO.80『あたらしい戦略の教科書』

hiroki-u2008-08-02

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あたらしい戦略の教科書 (単行本(ソフトカバー))
酒井 穣 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596448/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 8点 ] ※10点満点中
戦略とは「旅行の計画」であるとし、現在地と目的地を結ぶルートにたとえることができる。なるほど、カーナビ的なイメージで考えると分かりやすい。

カーナビのスイッチを入れると、まずカーナビは、①現在地の確認をします。それからドライバーに②目的地の入力をさせ、③最適ルートの検索をします。ここでは、カーナビが戦略の立案をしているのです。
しばらく運転をしていると、工事中の場所があったり、道を間違えたりして、はじめに計算されたルートからはずれたりします。するとカーナビは即座にルートの再計算をして、新しいルートをドライバーに提示してくれます。
この比喩から見えてくる、戦略を理解するためのポイントは-----

(1) 「現在地」は常に変化している
(2) 「目的地」は、現在地ほど頻繁には変化しない
(3) 「戦略(ルート)」は、基本的に現在地の変化に応じて変化する

ということです。

なるほど、現在地をいかに把握することが大事かということね。自分の人生にGPSジャイロセンサーがついていればどれほど楽だろうか、なんて思う今日この頃です。

あたらしい戦略の教科書

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