：NO.106『農!黄金のスモールビジネス』

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農!黄金のスモールビジネス (単行本（ソフトカバー）)
杉山 経昌 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806713368/cg0853-22/ref=nosim/
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[ ９点 ] ※10点満点中

魔法使いがダーマの神殿で僧侶に転職。気がついたら、賢者になってたってお話。
著者は、元日本モトローラ半導体事業部営業統括本部長。マジで魔法使いでしょ。

固定費・変動費を極力抑えて、スモールビジネスで黒字経営を目指す。決して、米国のような規模によるコストメリットは追いかけない。売上でなく、売上高営業利益率の向上を目指す。ずばり、時給3,000円を下回る仕事はしない。

外資系のサラリーパーソンらしい論理思考で従来の常識を常に疑う。経験・勘に頼るのではなく、データ・数値に基づく計画性のある農業。PCを用いたIT化がこれほどまで進んでるのかと驚いた。巻末に付いているエクセルサンプルを見ると、シート数８０枚。納税申告、時間管理、農作物の品種管理、研究開発、地域別発送運賃、等々、ありとあらゆるものをデータとして管理。びびった。

週休４日で上司なし。でも、そのためにはかなりの努力が必要なんだなと思った。

あ、ちなみに今から農作物はじめるなら、金柑とぶどうがオススメみたい。単位あたりの収益性が米の10倍以上だって。(米160円に対して、金柑2,184円、ぶどう1,877円)

農!黄金のスモールビジネス