:NO.126『「シュガー社員」から会社を守れ!』

hiroki-u2008-11-13

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シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書 74) (新書)
田北 百樹子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569704441/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 6点 ] ※10点満点中

本書を読んだ率直な感想は、著者が「シュガー社員」によっぽどひどい目にあったんだろうなと思った。「シュガー社員」を目の敵のようにバッシングしてるもん。(ま、バッシングされて当然なんだが・・・。)

シュガー社員5つのタイプ。

①ヘリ親依存型
ヘリ親とは"ヘリコプター・ペアレンツ"の略です。アメリカでは過保護な親をヘリコプター・ペアレンツと呼んでいます。過保護な親が、子供の頭上でホバリングしながら待機し、子供に何かあると急降下して会社にクレームをつけます。
ヘリ親は勝ち組である自分の子供を「特別な存在」として疑わないのですが、会社からすると別な意味で「特別な存在」(=シュガー社員!)となります。
 
②俺リスペクト型
リスペクト=尊敬するーー要は、自分が好きで他人に興味がないのがこのタイプです。「俺はすごいヤツなんだ」と、聞いているこちらが恥ずかしくなるようなセリフをさらっと言う割には、あまり仕事ができない。ただし、仕事ができないのは周りが悪いからと全ての責任を周囲に押しつけます。また、思っていることをすぐに口に出し、周りと穏やかな関係を築くことができないのも特徴です。
 
プリズンブレイク
プリズンブレイク=脱走。嫌なことからはとことん逃避するのがこのタイプで、大きく二つに分類できます。ひとつは「この仕事は自分には向いていない」と、短い時間で転職を繰り返す"プリズンブレイク?型"。
もうひとつは、退職してほしいけど、なかなか退職してくれない"プリズンブレイク?型"。仕事を頼まれると、最初から「できません」と断るか、ぎりぎりまで放っておいて「やっぱりできませんでした」と周りをあわてさせるタイプです。
口癖は「多分、大丈夫」。
 
ワンルームキャパシティ型キャパがせまく、マニュアル通りの仕事しかできないのがこのタイプです。「マニュアル外のことが発生するとパニック状態になる」「物事を深く考えず、判断基準も微妙」「指先まで細かい指示を出さないと完成度が低い」などが特徴です。
口癖は「それ、最初に言われていません」。
 
⑤私生活延長型
ワークライフバランスを盾に取り、私生活を優先させ、業務に支障をきたす」「遅刻、欠勤が多く、恋人をケンカをしただけで仕事を休む」など、私生活をそのまま仕事に持ち込み、様々な問題を巻き起こすのがこのタイプです。
一方で、私生活に仕事は持ち込みません。休日に仕事の電話をしようものなら、怒り狂うか、もしくは休日の割増賃金及び電話代を要求してきます。
このタイプは「本当はお嫁さんになりたい、ミュージシャンになりたい、だから今の仕事は一時的なもの」と割り切っているため、どんなに教育しても効果がありません。パートタイマーなどの補助的業務であればいいのですが、基幹社員として雇用するには一番リスクが高いといえます。

私は、なんとか「シュガー社員」じゃないと思うけど、真性「シュガー家族」かも・・・。③プリズンブレイク型です、はい、申し訳ございません。

「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書)

「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書)