:NO.127『新釈 走れメロス 他四篇』

hiroki-u2008-11-21

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新釈 走れメロス 他四篇 (単行本)
森見 登美彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396632797/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 7点 ] ※10点満点中

すごい解釈だ。

自分が戻らなければ、パンツ一丁で友人が裸踊りさせられる。でも、そんなこと知ったこっちゃない。戻ったら自分が裸踊りしなくちゃいけないので、ひたすら、追っ手から逃げる。完全に解釈逆やん。

メロスが逃走するなんて、完全に解釈逆だけど、ラストのオチは同じ印象。友情っていいなぁ?

それにしても、著者が京大卒だけあって、短編5つすべて京都が舞台。それがなんとも趣のある世界観を作っているのか、森見ワールドの賜物なのか分からないが、読んでいてフワフワした感じがする。なんでだろ・・・。

ということで、これから森見さんは要チェックだな。

新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇