:NO.127『新釈 走れメロス 他四篇』
***********************************************************************
新釈 走れメロス 他四篇 (単行本)
森見 登美彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396632797/cg0853-22/ref=nosim/
***********************************************************************
[ 7点 ] ※10点満点中
すごい解釈だ。
自分が戻らなければ、パンツ一丁で友人が裸踊りさせられる。でも、そんなこと知ったこっちゃない。戻ったら自分が裸踊りしなくちゃいけないので、ひたすら、追っ手から逃げる。完全に解釈逆やん。
メロスが逃走するなんて、完全に解釈逆だけど、ラストのオチは同じ印象。友情っていいなぁ?
それにしても、著者が京大卒だけあって、短編5つすべて京都が舞台。それがなんとも趣のある世界観を作っているのか、森見ワールドの賜物なのか分からないが、読んでいてフワフワした感じがする。なんでだろ・・・。
ということで、これから森見さんは要チェックだな。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/03/13
- メディア: 単行本
- 購入: 35人 クリック: 814回
- この商品を含むブログ (340件) を見る