:NO.134『世界の下半身経済が儲かる理由』
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世界の下半身経済が儲かる理由
―セックス産業から見える世界経済のカラクリ (単行本)
門倉 貴史 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757213549/cg0853-22/ref=nosim/
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単純に面白かった。ここまで網羅的に記した本は少ないのでは?
ただ、基本的にアングラ産業なので公式数値が少ない。少ないながらも、その他の数値(外部環境等)によって類推して数値を導き出すアプローチは、昨今の「地頭力を鍛える」的なものを合致する。いわゆるコンサル的思考法ってやつです。
最近の「大麻」ニュースで、アルコールより依存度が低いから合法化すべきだー、とかなんとか話題になってますが、セックス産業もまた然り。
人間の本能的な欲望を満たすセックス産業への規制を強化すれば、それらの産業がアングラ化してしまって地下経済の収益源となるなど、かえって社会に望ましくない結果をもたらすのではないか、と言う指摘には激しく同意。
事実、ドイツ、ギリシャ、イタリアなどセックス産業への規制を緩和している国のほうが、そうでない国よりもうまくいっているようです。
規制緩和するにしても、未成年保護の観点など非常にデリケートな問題がありますが、健全なる欲望の捌け口として今後も世界のどこかで発展し続ける産業であることは確実だと思いました。
なぜなら、「売春」は世界最古の職業だと言われるぐらいだもん。
(古代ローマ時代には、きちんとした売春宿が作られていたとか。)
世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ
- 作者: 門倉貴史
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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