:NO.11『名門小学校 最高の授業』
***********************************************************************
名門小学校 最高の授業 (学研新書) (新書)
鈴木 隆祐 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054040152/cg0853-22/ref=nosim/
***********************************************************************
[ 6点 ] ※10点満点中
①:[DATA]
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
◆年間学習費総額※授業料、入学金、学習塾費、けいこ事等の総費用(2006年)
⇒公立小学校: 334,000円
⇒私立小学校:1,373,000円
⇒公立中学校: 472,000円
⇒私立中学校:1,269,000円
◆幼稚園から高校までの学習費総額
⇒全部公立: 5,710,000円
⇒全部私立:16,780,000円
◆私立の学校数・児童生徒数の対公立比率(2008年)
⇒小学校:0.9%・1.1%
⇒中学校:6.7%・7.0%
⇒高校:25.2%・29.8%
⇒大学:77.0%・73.4%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
私立は高いの一言です。子供を私立小学校に通わせている家庭の43.9%が年収1,200万円以上って、ありえないぃぃぃ・・・。
私立小学校といえば、首都圏での有名私大付属の小学校を中心とした、いわゆる”お受験”が活発ということで、「東京のほうの遠くのお話〜」くらいで、関西の人間にとってはピンとこなかったのですが、関西圏でも、2006年に同志社と立命館が小学校を新設。2008年にも関西学院が初等部を開設し、 2009年の関西大学の小学校開校により、「関関同立」すべてに小学校が付属することになり、ここ数年の動きが激しい。
②:気になった点・問い
⇒小学校の受験って、本人が受けたいって言う子いるのかな?
いたら一度拝顔してみたいかも。ま、結局は、良いか悪いかは別にして、親の勝手な理想・妄想に子供がつき合わされるのかもね。
⇒小学校運営って、儲かるのかな?
学校法人同志社のレポートを見てみたら・・・、
http://www.doshisha.ed.jp/jigyohou/pdf/report2007_03.pdf
http://www.doshisha.ac.jp/information/outline/basic_data/pdf2008/dd4300.pdf
結論、そこまで儲かることもなく、収支トントンってところか。
小学校だけの収支で見ると収入416百万円に対して、支出486百万円のマイナス70百万円。開校2年目なんでこんなもんでしょう。
補助金収入と寄付金収入って、もっと全収入(531億)に占める割合が大きいと思ってたけど、それぞれ11%(56億)と2%(10億)となっており、学生からの授業料、手数料が81%(436億)と想像以上に大きなウエイト占めてるんだなぁと。支出面では、人件費が49%(269億)、教育研究費が31%(173億)と、まぁ想定どおり。
ただ、同志社の場合、教育研究費が10年前に比べて162%と他の支出と比べて増加率が突出。おそらく要因は、生命医科学部開設や小学校開校等、積極投資の結果だと伺えるので、2010年以降は安定的なキャッシュフローが見込める模様。
ま、ブランドがある程度ある同志社の財務だからこんなに良いんだろうけど、これが無名の大学だったりしたら、かなり厳しいんでしょうかね。
(とはいうものの、欧米の大学と比べたら同志社も弱小。ハーバード大なんて300億ドル規模の基金持ってるから、運用益だけで年間ウン十億ドルだもんな。あ、でも今年は、この世界同時不況でメチャメチャ損失出してるか・・・。)
それにしても、よくここまで開示してるなぁというのが感想。これ作るだけでもかなりのコストかかってますよ。
そもそも学校法人って情報開示の義務ってあるのかな?
ここまで開示してたら、金融機関もすぐに金貸してくれそうだなーって、ボヤいてしまいました。
P.S 結局、なんの話書いてんのか分からなくなってきた。体温測ったら、38.1℃。流行り風邪にやられていますので、寝ます。
- 作者: 鈴木隆祐
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2009/01
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る