:NO.35・36『火のみち』

hiroki-u2009-04-07

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火のみち〈上・下〉 (講談社文庫) (文庫)
乃南 アサ (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062761556/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 6点 ] ※10点満点中

賛否両論か。

カバーに描かれている水仙盆のあまりの透き通る青さに魅了された主人公に共感できるかどうか、そこが焦点。

『火のみち』という彼自身が見つけた生きる道は、彼にとっては人生をやり直す道だったのかもしれないけれど、まわりの人間にとってはあまりにも過酷な道というよりない。もちろん、彼にとっても過酷な道だが、それは贖罪とのトレードオフだし、自分の人生で納得ずくのことだから良いかもしれないが・・・、巻き込まれるのは勘弁だよなー。

國立故宮博物院 National Palace Museum
 http://www.npm.gov.tw/ja/collection/selections_02.htm?catno=18&docno=796

ちょっとイメージ違ったなぁ・・・。天青色、雨上がりの空の色ってこういうのなの?

火のみち(上) (講談社文庫)

火のみち(上) (講談社文庫)

火のみち(下) (講談社文庫)

火のみち(下) (講談社文庫)