：NO.49・50・51『大聖堂―果てしなき世界』

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大聖堂―果てしなき世界 (ソフトバンク文庫 フ 3-4) (文庫)
ケン・フォレット (著), 戸田 裕之 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479734623X/cg0853-22/ref=nosim/
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[ ８点 ] ※10点満点中

GW中の旅行先で読み始めたが、やっとこさ読了。

果てしなかった。3巻合計で2,000ページ超。文庫本1冊で700ページはちょっと重い。で、内容も重い。中世のイングランドに住まう人々の野望をイキイキと描きつつも、その裏で蠢く権謀術数が恐い。そして、面白い。

ただ、終盤の予定調和な進め方は先が読めてしまった。ま、タイトルに「大聖堂」とあるとおり、最終的には主人公がイングランド一の「大聖堂」を作り上げて完結、なのはわかっているんだけど・・・。ま、面白いのでいいか。

個人的には、キングズブリッジ修道院長のゴドウィンにもっとスポットライトを当てて、なんなら主人公にしてもらって、もっとドロドロした権力闘争が見たかったな。序盤にチラリと見せる清廉潔白さが、最後まで現れずに個人的には残念。あの最後もないでしょ！ラスボスは彼ではなかったってオチか？？

絶対っ、彼はイイ奴になると思っていたのに・・・。

大聖堂-果てしなき世界(上) (ソフトバンク文庫)

大聖堂-果てしなき世界(中) (ソフトバンク文庫)

大聖堂―果てしなき世界 (下) (ソフトバンク文庫)