:NO.7『トヨタの闇』

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トヨタの闇(渡邉 正裕/林 克明)
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"ばく"さんと気が合うのか、僕も本日の休日出勤中の電車の中で読み終えました。

広告料1,000億円超というマネーが、マスコミを黙らせているということですが、ひとつ気になるのは、批判記事を出した会社に対しての報復措置をトヨタが直接的にやったかどうか?
おそらく、真であり、偽でもあるのではないかと思っています。というのは、マスコミと広告を出すスポンサーの間にはほぼ必ず広告代理店を挟むことになります。この広告代理店がスポンサーのことを慮って処置を行うこともあるから。とはいえ、暗黙の力がそこには存在するんでしょうね。

それからトヨタ労務問題の影の部分がクローズアップされていましたが、実際のところどうなんでしょう?
この時に感じたのはコーポレートガバナンスの在り方。一般的に「会社は誰のためのものか?」という問いと同義である。会社の存在意義は株主の利益を追求するためであり、取引先、周りの社会との共存共栄を求め、従業員の幸福を高めるためにある。そうでなければ、会社は長期的に繁栄することはできない。ここ10年で一気に売上、販売台数を伸ばし世界一に登りつめたトヨタ自動車。この先、従業員の労務問題が顕在化し成長にストップがかかるのか、それとも・・・。
一取引先従業員として、非常に気になるところではあります。

[コーポレートガバナンス(Wikipedia)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9

トヨタの闇

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