：NO.32『教わらなかった会計―経営実践講座』

***********************************************************************
教わらなかった会計―経営実践講座 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
金児 昭 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532192838/cg0853-22/ref=nosim/
***********************************************************************

元信越化学工業常務の金児先生の著書。
昔、新入社員向けの経理基礎編の本を読んで、その他の本も気になってたので読んでみました。
入社して３８年経理部門一筋の方らしく、会社の中での経理マンの立ち位置や心構えを叩き込まれるかのような、なかなか良い本でした。本編の内容もさることながら、章の末尾に書かれている「私のミニ会計史」なる金児先生の歴史物語？が面白かった。

この本を読んで最も印象に残った言葉は、

　　「経理・財務は会社の財産を死んでも守る」

この言葉だけでも、この本を読む価値があったと思う。
この思想、考え方の"軸"があれば、もし経理・財務マンとして迷いがあったとしても自ずと進むべき道が見えてくるのではないだろうか。

これもまた新入社員に読んでもらいたい本の一つです。

教わらなかった会計―経営実践講座 (日経ビジネス人文庫)