:NO.34『会社の品格』

hiroki-u2008-04-17

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会社の品格 (幻冬舎新書 お 3-1) (新書)
小笹 芳央 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980530/cg0853-22/ref=nosim/
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父親に「いいこと書いてあるので読め。」と指令が出たので、読んでみました。『女性の品格』に肖ろうとかと思えるような若干ミーハー気味な題名ですが、中身はまとも。
組織の品格、上司の品格、仕事の品格、処遇の品格、経営者の品格、社員の品格とそれぞれ章立てになっているので、分かりやすい。
結論としては、従業員ひとりひとりが"当事者意識"を持って生きて、会社の品格に責任を持つことからすべてが始まると。

[メモ]心に残った部分:

目指すべきは"辞めにくい会社"から"辞めやすい会社"へ変わっている。優秀な人材を獲得したければそうせざるを得ない。これは時代の要請である。正規・非正規・派遣・請負といった雇用形態の多様化や女性社員の活性化、年功序列制度の崩壊。この多様化の時代においては、退職金制度の充実や勤続年数に応じて年収が増加していく現行システムでは機能不全に陥ってしまう。パフォーマンスに応じた即時精算的な人事システムを作り上げる必要に迫られている。

エスタブリッシュな企業の人事はホント大変だろうなぁ・・・。と、思いつつも、最近のニュースを見ると、「新入社員は成果主義より年功序列を求める傾向に逆戻り」とか言ってるし。混沌としてるよな。

会社の品格 (幻冬舎新書)

会社の品格 (幻冬舎新書)