:NO.48 『善導大師と法然上人 念仏に生きる』

hiroki-u2008-05-07

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善導大師と法然上人 念仏に生きる (単行本)
水谷幸正 (著)
http://books.livedoor.com/item4784214011.html
Amazonでは販売されてませんでした。
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[ 5点 ] ※10点満点中
式典のお土産に頂きましたので、読んでみました。

はっきりいって難しい。半分も理解できませんでした。

史実としてあまり残されていない善導大師の生い立ちを想像しながら、仏教の教えの根本とは何かを伝えてくれます。

重要なことだなと思ったのは、2つ。

 ・「生かされて生きている」ということ。
  →自分が勝手に生きているのではない。先祖代々の流れがあって
   今の自分がいる。そして、人間に生まれてきたこと自体をあり
   がたいと思うことが大事。
 ・「懺悔する心」を持ちましょうということ。
  →三心即一※といって、至誠心、深心、廻向発願心を循環させる。
   懺悔心を持って南無阿弥陀仏を唱えましょう。

そういえば小さい頃、毎日祖父は夕方になると仏壇の前に座って、「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。」を唱えていました。意味も分からず、うしろに座ってじっとそれを聞いていたのを思い出しました。
(ま、今でも意味は分かっていないのですが・・・。)

※至誠心(しじょうしん)=真実心=懺悔心
 ↓
 深心(じんしん)=深く信ずる心=疑わぬ心=素直な心=帰依心="南無"
 ↓
 廻向発願心(えこうほつがんしん)=願いの心=大慈悲心="阿弥陀仏"

 この循環を三心即一と呼ぶ、つまりは、懺悔心による南無阿弥陀仏

◆善導 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%B0%8E

法然 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E7%84%B6

◆浄土宗ホームページ
 http://www.jodo.or.jp/

善導大師と法然上人―念仏に生きる (佛教大学鷹陵文化叢書)

善導大師と法然上人―念仏に生きる (佛教大学鷹陵文化叢書)