:NO.74『座右のニーチェ』

hiroki-u2008-07-13

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座右のニーチェ (光文社新書 353) (新書)
齋藤孝 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433403456X/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 7点 ] ※10点満点中
『声に出して読みたい日本語』で一躍有名になられた教育学者、齋藤孝先生の新書です。

肉体性をもって読む。それが本書のミッションだ。

とあるようにアツイ、熱い。
分かった気になることが一番いけないことだと思うので、何度も読み返して自分の血肉になるようにしたいなと思う1冊でした。
以下は、「神は死んだ」で有名な『ツァラトゥストラ』からの抜粋。

[memo : 心に響いたコトバ]

瞬間を生きよ

        この一瞬を見よ。・・・・・・
        この瞬間という門から、
        一つの永い永劫の道がうしろに向かって走っている。
        すなわち、われわれのうしろには一つの永劫があるのだ。

読書する怠け者

        いっさいの書かれたもののうち、わたしはただ、
        血をもって書かれたもののみを愛する。・・・・・・
        血と寸鉄の言で書く者は、読まれることを欲しない。
        そらんじられることを欲する。

評価というクリエイティブ

        評価は創造である。
        君たち、創造する者よ、聞け。
        評価そのものが、評価を受ける
        いっさいの事物の要であり、精髄である。

自分が回りたいから回るのだ

        君は一つの新しい力であるか。
        新しい権利であるか。始原の運動であるか。
        自分の力で回る車輪であるか。
        君は星たちにも支配の力をおよぼして
        君の周囲を回らせることができるか。

学べ-----哄笑することを

        一度も舞踏しなかった日は、
        失われた日と思うがよい。
        そして一つの哄笑をも引き起こさなかったような真理は、
        すべて贋ものと呼ばれるがいい。

ニーチェは私の生涯の友である。それも半端なつき合いではない。」
というだけあって、ホントにアツイ、熱い。
私も日々の心のすす払いが少しはできたかと思います、はい。

フリードリヒ・ニーチェ - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7

齋藤孝 (教育学者) - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BD%8B%E8%97%A4%E5%AD%9D_%28%E6%95%99%E8%82%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%29

座右のニーチェ (光文社新書)

座右のニーチェ (光文社新書)