:NO.87『プロ野球の一流たち』

hiroki-u2008-08-12

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プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941) (新書)
二宮 清純 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062879417/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 6点 ] ※10点満点中

週末、弟が先発すると聞いて、松山坊ちゃんスタジアムまで車で弾丸ツアーに行ってきました。暑すぎてスタンドにいるだけで体が真っ赤。ヒリヒリ痛いです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000238-mailo-l46
http://sports.yahoo.co.jp/news/20080811-00000269-mailo-l25.html

で、野球ネタということで本書を読了。二宮清純なんで、鋭い考察とかプロ野球の裏話を期待したんですが、案外普通で拍子抜け・・・。
基本的に二宮清純の選手・監督へのインタビュー形式で進むが、気になったのは下記点。

ベースボールのアクチュアルタイム(実際にプレーしている時間)は試合時間の二〜三割程度といわれる。試合が三時間かかるとすれば、実に二時間二十分はボールの動いていない時間なのだ。
再び野村。
「一球投げたら休む。また一球投げたら休む。こんなに休憩の多いスポーツ、他にはないですよ。サッカーなんて試合が始まったら、ずっと動きっ放しでしょう。
休憩が多いということは、要するに””考えろよ”ということなんですよ。ピッチャーもキャッチャーも一球投げたら考える。頭を使ったチームのほうが強いということですよ。それが野球というスポーツの本質ですよ。」

三球三振したら、「なんで三振した?」と聞く野村監督。そこで「カーブを待ってたがストレートしか来なかったので振らなかった。」と自分の考えを述べられれば合格。「いや、なんとなく手が出なかった。」と理由を答えられなかったら不合格。結果が良い、悪いは関係なく、常に自分の行動に理由(なんで)を求めさせるという。それは即ち、"考えろよ"ということなんだろうな。

プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)

プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)