:NO.123『弾言 成功する人生とバランスシートの使い方』

hiroki-u2008-11-10

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弾言 成功する人生とバランスシートの使い方 (単行本)
小飼 弾 (著), 山路 達也 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757215339/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 8点 ] ※10点満点中

ダンコーガイファンとしては、マストバイということで読んでみました。
マッチョ理論サイコー。
人生をバランスシートとして見立てて考えると整理出来て良さげ。
カネに置き換えられるものは一度置き換えてみたらいいんだ、何でも。

特にサイコーだったのは下記。これだけは絶対記憶しておきたい!

生きる目的は「手段」
 
長期的な目標を立てることを勧める本や人は少なくない。人生の目標や目的はどう考えるべきか。
 
突き詰めて言えば、人生は目標や目的ではなく、過程です。人は何のために生きるのかなんて考え始める人もいますが、そんなのは根源的なようでいて、一番アホな質問。そんなアホなことを考えるから、必要もないのに自殺する奴が出たりします。
しかし、目的や目標というのはすごく役に立ちます。目的があると過程が楽になるんですね。現在の道のりが辛い時は、それを十分に緩和できる目的があればいい。その目的は、別に壮大である必要はありません。
スポーツにはゴールがありますが、ゴール自体が目的ではなく、ゴールまでの過程を楽しむものでしょう。よく「手段と目的を違えるな」と言いますが、むしろ「目的を手段と違えるな」と言いたい。目的を設定することは手段です。
目的を設定することで、視野は狭くなります。これが重要です。「目的」は、自分の視野を狭くするためにあります。
 
「目的」は、自分の視野を狭くするためのツール
 
変な言い方になりますが、リソースが少ない人ほどよく練られた目的が必要になります。仮にお金などのリソースが十分にあっても、時間は誰にとっても平等です。人生という過程を楽しみたいなら、目的を立てるという手段なしでは難しくなります。
どの程度のスパンの目的や目標を立てるかは、人それぞれでいいでしょう。「家内安全」が目標の人もいれば、「世界平和」が目標の人もいる。その目標は元旦の計にしてもいいし毎朝の習慣にしてもいい。しかし後者にしたって、それを3万回ほど繰り返せば一生は終わってしまいます。その程度の長さしかないんです、人生って。
目的は視野を狭めるためにあると言いましたが、「ちょうどいい狭さ」というのは確かにあります。狭すぎればつまらない。広すぎればなかなか達成できない。このあたりは僕がとやかく言うことではありません。あなたの人生なんですから。
重要なのは、目的を立てるのは人生という手段を充実させるためにあるということ。目標未達のために切腹なんて、それこそ本末転倒です。

 
目からウロコだよ、ダンコーガイ
 
人生を豊かにするためにも、手段(=過程)を楽しむことの意味を噛みしめたい。
即ち、目的を達成することは、人生を楽しむことの手段ということか。
よしっ、ドンドン目標を定めて視野を狭くしていこうー(笑)

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方