:NO.148『グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?』
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グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?
―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち (単行本)
アンドリュー キーン (著), Andrew Keen (原著), 田中 じゅん (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901679856/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 4点 ] ※10点満点中
ない、って言いたいみたい。いわゆるアンチWeb2.0論です。
民主主義が衆愚政治に堕落するのにオーバーラップさせて、群衆の智を結集させることに対して警鐘を鳴らしている。ただそれが、既存のメディアを崩壊させ、本来規範となって正しい?報道をしてくれる機関がなくなることによって、玉石混淆な時代になるよ、だけでは弱いよ。だって、時間は遡らないんだから。それは、著者も分かっているようだが、どうにもソリューションに欠ける。最終章の題名も"ソリューション"としているが、どこがソリューションか不明。
結局のところ、盲目的にインターネットは恐いところだ理論、言い換えると、自動車乗ると交通事故に巻き込まれるので、乗るのは止めましょう理論に留まっている。
インターネットには、著作権問題やプライバシーの問題等、複雑な問題はいろいろあるが、それにしても悲観的過ぎでしょと思った。
how today's internet is killing our culture.
---Andrew Keen
グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち
- 作者: アンドリューキーン,Andrew Keen,田中じゅん
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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