：NO.3『資本主義は嫌いですか』

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資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす (単行本)
竹森 俊平 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532353262/cg0853-22/ref=nosim/
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[ ８点 ] ※10点満点中

以下で１位になっていたので、なんとか積ん読になってた本書を読んでみました。

この経済本がすごい！　2008年ベスト経済・経営書(1) | 書評 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
http://www.toyokeizai.net/life/review/detail/AC/0fbb23a9a32092bc244733d707e2d0dd/

さすが1位になるだけあって、面白い。バブルのメカニズムに始まり、サブプライムローン問題が発生した必然性を丁寧に教えてもらえる。

個人的に目からウロコは、"時価会計"。ファンダメンタルズ以外の要因で株価が変動する場合にあっては、"時価会計"は、バブルをバブルさせる増幅装置になり、バーストした後にはバースト増幅装置になる、という箇所は、納得させられると共に、現在の資本主義のしくみの脆さに恐ろしさを感じました。

2009年、こりゃもっと経済は悪化をたどるなー、と暗い気持ちになりそうですが、意識的に明るい部分に目を向けてこの状況を乗り切りたいと思います。

資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす