:NO.20『続・働く理由』

hiroki-u2009-02-09

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続・働く理由 99の至言に学ぶジンセイ論。 (単行本(ソフトカバー))
戸田 智弘 (著)
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[ 7点 ] ※10点満点中

こっちも続編。前作に比べてややパワーダウンか。

 ある社会が享受する余暇の量は、
 その社会が使っている省力機械の量に反比例する。
 --- E・F・シューマッハー(経済学者)

げ、これからの社会、ドンドン余暇が減るのかよ。ショック。
豊かなになればなるほど"時間"の価値が高まり、休むという行為自体のコストが高まるからだって。
ま、確かに分かるけど・・・。このご時世、もう少し働くペースを落として余暇を充実させることは出来ないもんかね。

 ある日叔父にこう言われた。
 「お前、『俺はこんなところでくすぶってるような人間じゃねえ』
 みたいな顔してるけどな、今いる場所がお前の居場所だ」
 その通り。
 「俺は『こんなところ』にいるべき人間じゃない」
 なんて思っている自分の足元を見ると、
 まぎれもなく「こんなところ」に立っている。これが現実だ。
 がんばらないで場所だけ変えても、
 また足元を見れば、「こんなところ」に立っている。
 ここにいつまでも居たくないんだったら、
 自分でがんばって変えていくしかない。
 それを認めてから僕は、「どうやって今いる場所を変えていくか」に
 考え方を切り替えることができた。(中略)

 そして、今、自分の目の前にある
 与えられた仕事や場所を憎むことはやめた。
 「今の自分」を嫌いにならないために。
 --- 宇梶剛士(俳優)

宇梶さん、いいよね。でも、自分を信じて、自分の未来を信じられないとこの考え方に押し潰されてしまいそうだ。今の不幸を周りのせいにするのは楽だから。
うん、このコトバは自己責任論ではなく、人生論として受け止めるべきだと思う。

続・働く理由

続・働く理由