:NO.22『アメリカ人の政治』
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アメリカ人の政治 (PHP新書) (新書)
吉原 欽一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456970333X/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 7点 ] ※10点満点中
アメリカ合衆国という国の成り立ちとそれを背景にした国民の政治への参加姿勢が分かった。
日本にも政治家・官僚・業界(政・官・業)の「鉄の三角形」があるように、アメリカにも、下院常任委員会・関係省庁・利益団体(グラスルーツ団体)による「鉄の三角形」がある。ヒラリー・クリントンがこの「鉄の三角形」を上手く利用したのに対し、オバマはインターネットによる個人をターゲットにした選挙活動で対抗していく。キーワードは、Web2.0、YouTube、SNSといったところか。アメリカでも個人単位で政治献金に限度額があるので、薄く広く個人から少額ずつ集金をしていくロングテールな選挙活動は、マジで強い。そう言う意味では、インターネットと政治は相性がいいんだと思った。
日本ではあまり寄付の文化が根付いていないので、インターネットによる集金は難しいだろうと思うが、政治家の皆さんは情報発信の場として、もっと活用していけばいいのにね・・・。
(そういえば、ちょっと前にやってた"民主党の小沢一郎とニコニコ動画のコラボ"は上手くいかなかったみたいだけど、政治家としての軸さえブレずにネタ化すれば、話題になる気がするんだけど、どうかな?たとえば、共産党の志位さんみたいに。あ、中川元大臣みたいなネタ化は問題外ですが。)
- 作者: 吉原欽一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/10/16
- メディア: 新書
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