:NO.60『クラウドの衝撃』
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クラウドの衝撃
――IT史上最大の創造的破壊が始まった (単行本(ソフトカバー))
野村総合研究所 城田 真琴 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492580824/cg0853-22/ref=nosim/
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[ 8点 ] ※10点満点中
クラウドって何?って人には一読をオススメ。最近のトレンドを含めて網羅的に書かれていて読みやすい。
こういうの読むと、いつも思うのは、モノづくりしているベタベタな製造業ってどこ目指せばいいわけ?って思う。
その時の考える一助として、著者は、クラウドの適用性をコア・コンテクスト(差別化の観点)及びミッションクリティカル・非ミッションクリティカル(リスクの観点)で4事象に分け、
①コア・ミッションクリティカル :自社開発
②コンテクスト・ミッションクリティカル :SaaS
③コア・非ミッションクリティカル :PaaS、HaaS
④コンテクスト・非ミッションクリティカル:SaaS
という分類をしている。これが役に立ちそう。つまり、上記4分類に区分されたフレームワーク思考で考えてみればいいってこと。ちなみに会計システムは、?コンテクスト・ミッションクリティカルに該当するみたい。顧客獲得のための差別化を生み出すプロセスではないけど、うまく稼働しなければ企業存続の危機に立たされるシステムってところか。
あと10年もしたら、クラウドを上手く利用する企業と既存の仕事の仕方をしている企業とで、圧倒的なまでに固定費に差が出てきそうで空恐ろしい。
で、当社の?コア・ミッションクリティカルは何かを考え、ここに総力を挙げて注力していくことが大事だというのは分かったけど、その先の具体的に何なのかを考えるのはなかなか難しいよね〜。
- 作者: 野村総合研究所城田真琴
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/02/06
- メディア: 単行本
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