：NO.118〜122『沈まぬ太陽』

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沈まぬ太陽
山崎 豊子 (著)
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[ ８点 ] ※10点満点中

何かと話題の書。ちょうど映画も始まったし、JALの再建問題はそろそろ佳境に入ってきたし〜、ということで読了。

正直５巻は長い。ま、しかし、読んでいくと間延びした感じはしなくはないが全般面白く読めた。

JALの再建問題で焦点となっている手厚い年金問題にも関連するが、この会社の労働組合の多さや利権が絡み合った複雑さが再建を一筋縄にさせていないことがよく分かった。文中に出てくる関西の大物経営者がJAL会長に、「一度、潰してしまわないとどうしようもないよ。(再建はムリ)」というようなことを言っていたが、これが読み手のすべての読後感を表しているように思えてならない。

◇映画『沈まぬ太陽』公式サイト
　http://shizumanu-taiyo.jp/

◇超映画批評『沈まぬ太陽』70点（100点満点中）
　http://movie.maeda-y.com/movie/01368.htm

◇池田信夫 blog:「沈まぬ太陽」は100％フィクション
　http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301611.html

◇「沈まぬ太陽」の手法について - extra innings
　http://d.hatena.ne.jp/iteau/20091026/p2

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)