:NO.130『グランズウェル』

hiroki-u2009-11-17

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グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press) (ハードカバー)
シャーリーン・リー (著), ジョシュ・バーノフ (著), 伊東 奈美子 (翻訳)
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[ 7点 ] ※10点満点中

1年ほど前に初版で買ったのに、今まで積ん読。なぜか延び延びになって今まで読まずに来てしまいました。でもって、やっとのことで読了。流行りのソーシャルテクノロジーということで、こういう本って鮮度が大事・・・。1年前に読むのと今読むのでは、印象が随分違ってくるのかもと思ったり。

「グランズウェル」とは、「大きなうねり」という意味。以下の通り本書の冒頭で述べているが、Webというグランズウェルに挑む企業にとってのバイブルになるのでは。

グランズウェルは一過性の現象ではない。グランズウェルを動かしているテクノロジーは未曾有のペースで進化を続けているが、その根底にはすべての人間が持っている「つながりたい」という、永遠の欲求がある。グランズウェルは、世界のあり方を永遠に変えてしまった。本書の目的は、企業がテクノロジーの変化にとらわれることなく、このトレンドに対応できるようにすることだ。これを、我々は「グランズウェル的思考」と呼ぶ。

HPがブログを通じてマーケティング、アフターサービスを実施する例を挙げて、企業ブロガーとしての10の心得を挙げたり、その他いろいろと示唆に富む箇所が多く勉強になりました。また、ブログのコストと便益を仔細に見積もりROI分析を用いればいいと言って、具体的に数値を挙げていかに便益が大きいかと示されると、なるほどと言わざるを得ないです、はい。

グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)

グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)