:NO.33『1Q84 BOOK 3』

hiroki-u2010-05-04

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1Q84 BOOK 3 (単行本)
村上春樹 (著)
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[ 7点 ] ※10点満点中

GWに読み終えました。

book1、book2の何とも言えない読後感を取り除いてもらった感じ。スッキリしました。でも、基本的に村上春樹ワールドは理解不能なんですけどね。

ひとつ気になったのは、「著者はもともとbook3を書く気があったのかどうか」という点。もともと、この本の構成がBOOK1とBOOK2においてはそれぞれ24章から成る計48章で、形式としてはバッハの『平均律クラヴィーア曲集』と同じ「完全なサイクル」になっていたのが、どうも引っかかる。それに比べて、book3は天吾、青豆、牛河の3つの視点で語られていくし、どうにも違和感が。ま、基本的に村上春樹ワールドは理解不能なんですけどね。

1Q84 book4は出るんでしょうか。結局、出たらとりあえず読んじゃうんだろうな。

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3