:NO.34『東京島』
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東京島 (新潮文庫) (文庫)
桐野 夏生 (著)
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[ 7点 ] ※10点満点中
読了。ハードカバー発売時からちょっと気になってたんだけど、文庫化されたということで読んでみました。
「そこは人間の欲望を駆り立てる島、東京島」というだけあって、設定がぶっ飛んでる。無人島に漂着した23人の男とひとりの女、だしね。極端に歪な人口構成なんで、現代社会の縮図ってわけにもいかないんで、なにかのメタファーってわけでもないし、やっぱりテーマは"人間の欲望"ってことに尽きるのかな。
内容はというと、さらさらーと読めたけど、同じタイミングで見てたLOSTと比較するとなんだかなー・・・。ま、同じぶっ飛んだ設定でもLOST を比較対象にしちゃダメかもしれませんが。
映画化されるみたいですが、これ原作のまま映像化できないだろうなーとは思います。
◇映画「東京島」公式サイト
http://tokyo-jima.gaga.ne.jp/
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 文庫
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