:NO.85『若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?』

hiroki-u2009-07-26

******************************
若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?
(ディスカヴァー携書) (新書)
森川 友義 (著)
******************************

[ 7点 ] ※10点満点中

そろそろ選挙に向けて一夜漬けでもしとくかと思って読了。

世代間格差が最大4,000万円あるのは分かった。

そして、その原因が若者が選挙に行かないことが原因だということも分かった。

そして、若者が選挙に行かない理由も、"合理的棄権仮説"ということで納得がついた。
"合理的棄権仮説"というのは、自分の1票を入れようが入れまいが選挙結果に影響はなく、それであれば休日を選挙に行くのに使うより、自分の趣味や家族サービスに使ったほうが合理的というやつ。

そして、最終章では、それでも選挙に行こうぜと連呼。いや、それだけじゃ弱いでしょ。結局、"合理的棄権仮説"で行かないでしょ。(ま、今回はこれだけ話題になってるからみんな行くかもしれないけど・・・。)
ということは、費用と便益を天秤にかけて、「投票所行くのやーめた」って決めてる賢い選挙民に投票させるには、費用を小さくするか、便益を大きくするかだよね。そう考えると費用を小さくするにはやっぱりWeb選挙かなと安易に思ってしまう。そして、便益を大きくするためには1票の重みを大きくすること。うーん、小選挙区比例代表並立制よりステキな制度はありませんかねぇ〜。

ということで、まだ選挙まで時間がありますので、もうちょいお勉強でもしてみようかな。