:NO.96『ピクサー流マネジメント術』

hiroki-u2009-08-25

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ピクサー流マネジメント術 天才集団はいかにしてヒットを生み出してきたか (単行本)
エド キャットマル (著), 小西 未来 (翻訳)
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[ 7点 ] ※10点満点中

ピクサーといえば、かの有名な経営者としてのスティーブ・ジョブスや、名監督であるジョン・ラセターが有名。彼らの影に隠れてあんまり目立たないが、ピクサーのモノづくりの強さに多大なる貢献をしてきたのがピクサーの社長であるエド・キャットマル。本書は、そのエド・キャットマルが米『ハーバード・ビジネス・レビュー誌』に寄稿した論文。

さらっと読めたが、何より人づくりの重要性を説いている。何より人が大事で、そのためにより良い仕事環境を整えてやるのが我々経営者の仕事だと。

それから、ピクサー流人間関係の基本四原則。

ピクサー流人間関係の基本四原則
 ①真の才能を持った人間は非常に稀である。
 ②管理職の仕事はリスク予防ではなく、危機が生じたときに素早く
  回復させることである。
 ③どんなときでも本気で話し合えなくてはならない。
 ④思い込みを常に見つめ直し、ピクサーの素晴らしい文化を壊しか
  ねない欠点を探し続けなくてはならない。

②がいいよね。言い換えると、"リスクを取れ"って読めなくもない。リスクを取ってはじめて危機が生じる。そして、その際には素早く対処せよ、ってことだよね。

今秋には『カールじいさんの空飛ぶ家』がディズニー初の3Dアニメで公開。2010年には『トイ・ストーリー3』の公開も予定されており、ますます目が離せない。

カールじいさんの空飛ぶ家
 http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/index.html