:NO.101『借金の底なし沼で知ったお金の味』

hiroki-u2009-09-07

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借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記 (単行本(ソフトカバー))
金森 重樹 (著)
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[ 8点 ] ※10点満点中

キョーレツ!!の一言。転がり落ちる時はあっという間だ。

で、本書だが構成がよく分からない。自己啓発としてのお金リテラシーの学習なのか、転落人生からいかに這い上がったかというドキュメンタリーなのか。両者が行き来して本書は進んでいく。故に、なんとも一気呵成に書き綴ったようで感情的だ。

ここから学んだ教訓は2つ。

ひとつは、当事者意識の欠如が人生を狂わせるということ。自分の運命のハンドルから手を放してしまったら誰にも文句は言えない。

もうひとつは、ヤバい状況では寝てしまえということ。答えの出ない悩みを悶々と無限ループで考え続けていては、疲弊して自分がダメになってしまう。そういうときはスパっと考えるのをやめて寝てしまいましょうだって。これひとつめと真逆で当事者意識を捨てることにもなるけど、人間極限まで追いつめられたら「積極的にあきらめる」ことで自分の限界許容量を超える大きな危機に対応しなければどうしようもないって考え方。状況に応じてこれら2つを使い分けることが大事です。

もし使い分けを間違えたら、ひょっとすると人生転落するかも〜。あぁーこわ・・・。

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記