:NO.127『ゲーム業界の歩き方』

hiroki-u2009-11-14

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ゲーム業界の歩き方 (単行本)
石島 照代 (著)
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[ 6点 ] ※10点満点中

ゲーム業界に就職・転職したい"非開発職"の方への就活本。基本的に目線が学生向けだったが楽しく読めた。

会社のトップから一社員まで、職種も社長から営業、広報、宣伝、法務、渉外関係など幅広く意見を聞くことができて、ゲーム会社の非開発職ってどんなだろって興味のある人にはいいかも。

で、求められる人材像として・・・、

たとえば、栄光に向かって走る列車にタダ乗りしようとする人間が増えれば、その列車はもはや栄光に向かって走れない。自分は、一緒に列車を創ってくれる人が、欲しい。

「志があって柔軟であること」というベースは変わりませんね。
あと、開発、非開発を問わず、スタッフはとにかくクリエイティブであること。
非開発系に求められるクリエイティブさとは、物事の本質まで掘り下げてものを考えて、現実とのギャップをちゃんと自分の頭と行動で埋める能力です。
(中略)
自分で考えて理解して、自分で責任を取る人がいいですよ。自分の頭で考えないと自分の行動に責任が持てませんから、成果の上がりようがないですよね。

だって。

こういうの読むと、やっぱり必要とされる人材って、ゲーム会社だからどうだとかいうんじゃなくて、普遍性があるよねって思う。

あと気になったのが、本書の冒頭に「この本が就職を希望する学生さんはもとより、親御さん方の理解の一助になれば幸いです。」ってあるけど、やっぱり今でもゲーム業界はそんな風に思われてるのかなぁ〜・・・。

ゲーム業界の歩き方

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