:NO.136『読んでいない本について堂々と語る方法』

hiroki-u2009-12-07

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読んでいない本について堂々と語る方法 (単行本)
ピエール・バイヤール (著), 大浦 康介 (翻訳)
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[ 6点 ] ※10点満点中

とんでもないタイトル。これだけで痺れました。

読んだ本についても堂々と語れないのに、『読んでいない本について堂々と語る』とは、どういうことか・・・?

うーん、読んだんだけど、理解できません。読書の記憶ははかないということで・・・。

書物についての議論が招来するのは、金縁眼鏡の美学者が信じているのとは裏腹に、真偽の概念がかなり有効性を失うような空間である。第一に、自分がある本を読んでいるかどうかを明確に知るのはむずかしい。読書の記憶というのはそれほどはかないものだからである。次に、他人がそれを読んでいるかどうかを知ることはほとんど不可能である。読んでいるというのは不鮮明な概念である。何がそこにないとはなかなか確言できないものなのである。

◇「読んでいない本について堂々と語る方法」はスゴ本: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
 http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/01/post-d4a1.html

P.S グラウンドホッグ・デイ(邦題:恋はデジャ・ブ)から読書のあるべき姿を導きましたか。ちょっと観てみたいなぁ。

◇恋はデジャ・ブ - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%8B%E3%81%AF%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%96

読んでいない本について堂々と語る方法

読んでいない本について堂々と語る方法