:NO.12『7割は課長にさえなれません』
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7割は課長にさえなれません (PHP新書) (新書)
城 繁幸 (著)
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[ 7点 ] ※10点満点中
だって。
日本ダメだよ。雇用の流動化を進めなくてはいけないよー、というのは分かるんだけど、これって根が深くて一企業がどうこうできるレベルじゃなくて、国政レベルで変えていかなければならないという話と理解しました。で、現状認識としては非情に重要だけど、これを変化させるために個人の行動レベルにまで落とし込もうとすると、大半の若い人は選挙にキチンと行きましょう、という至極当たり前のことになる。
そのためには正社員にとっても、雇用の流動化=「日本型雇用から職務給への転換」はメリットがあるということをキチンと現状認識し、30代以下の若者が正規、非正規の枠にとらわれずに危機意識を共有化すべきである。
そういう意味で、著者があとがきで書いている、
流動化と聞くと「賃金が下がるのではないか」と警戒する人も多いと思うが、実際には過半数の人にとってはメリットのほうが大きい。身分制度を崩すことで困るのは、ごく一部の特権階級だけである。
の部分をもう少し掘り下げて欲しかったというのが正直なところ。特に若手正社員に
とってのメリットは何なのか、この部分にスポットライトを当ててほしかったです。
そんななか、明日から泊まりでマネジメント力開発研修なんですが・・・。マネジメント力はつけたけど、課長にはなれませんってことかな。
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/01/16
- メディア: 新書
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