:NO.43『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』
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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
―人々を惹きつける18の法則 (単行本 ソフトカバー)
カーマイン・ガロ (著), 外村仁 解説 (その他), 井口耕二 (翻訳)
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[ 8点 ] ※10点満点中
読了。そうか、ジョブズはイチローと同じ天才だったのか・・・。
テクニカルなポイントについて、実例をあげて如何にジョブズのプレゼンが聴く者を惹きつけるのかということを説明するが、最も言いたいことはただひとつ。
『練習あるのみ!』
ジョブズはプレゼンひとつを行うのにみっちり時間をかける。
ジョブズは自信を持って気楽にプレゼンテーションをしているように見える。少なくとも聴衆にはそう見える。その秘けつは・・・、何時間もの練習にある。いや、正確に言おう。1日何時間もの練習を何日も何日もするからだ。
とことんこだわり、それに見合うだけ自分自身時間をかける。
そう、「天才!成功する人々の法則」(マルコム・グラッドウェル著)にもあるとおり、達人に到達するまでには最低1万時間を要するというマジックワードが存在する。スティーブ・ジョブズのプレゼン然り、イチローの打撃然りだ。
多分言いたかったのはこれだけだろう。とにかくプレゼンが下手という人。嘆く前に練習しろ、と。何時間でも何日でも自分が納得が行くまで。
テクニカルな部分では、「パワポは清書の段階で使うべき」というところに注目。パワポで見栄え良く仕上げて、なんとなく出来上がった感に浸るのが好きな自分にとっては、非常に耳が痛い。アナログ(紙)で書いてみて、ストーリーが通じるものかどうかじっくり吟味し、全体が出来上がってからはじめてパワポ使えってか・・・。うーん、厳しい。
ゆえに箇条書きのテンプレートにキーワードを当てはめて書き始める習慣はもうやめよう。話の流れが定まって、あるページに理性的な解説を加える必要がある時まで、プレゼンソフトの使用はぐっとこらえてほしい。まずは紙と鉛筆だ。
そして、分かりやすくシンプルに。本質は何かを自分に問いかけよう。
- 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
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- 作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代
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