:NO.42『グーグル秘録』
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グーグル秘録 (単行本)
ケン・オーレッタ (著), 土方 奈美 (翻訳)
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[ 8点 ] ※10点満点中
読了。
最強にして最も危険なネット企業、グーグル。それは敵か味方かってお話。
そりゃ、メディア企業にとっては脅威だろうね。
エリック・シュミット曰く、
「ポケットベル業界が立ち行かなくなったことを、残念に思うかい? 思わないだろう。代わりに携帯電話があるからさ。優れた代替品に抗うのは、どうあがいても無理なんだ」
と旧メディアの窮状について、ポケットベルに例えて述べている。グーグルのCEOにとってはメディア業界はポケベルのような存在なのかと思うとちょっと怖くなる。
その傲慢さと「邪悪にならない」という社是が交錯し、混沌とした状態が今のグーグル。中国から撤退すると報じられた際には米中問題にさえなるその存在感といい、この21世紀を代表する企業であることには、間違いない。
P.S そういや、息子に入社してほしい企業ランキングで2位になってましたね。
◇年収1000万円のビジネスマンに聞いた「息子・娘に入社してもらいたい企業ベスト25」
http://news.livedoor.com/article/detail/4899502/
- 作者: ケン・オーレッタ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/05/14
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 203回
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:NO.41『ウェブ大変化』
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ウェブ大変化 パワーシフトの始まり
~クラウドだけでは語れない来たるべき未来 (KINDAI E&S BOOK) 単行本(ソフトカバー)
森 正弥 (著)
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[ 6点 ] ※10点満点中
総花的。ライト。こういう旬なタイトルは4ヶ月積ん読しちゃうと古ぼけてしまうね。著者は楽天の執行役員とのことだが、もうちょっと楽天の裏側を教えてくれてもいいんじゃないって思った。クラウド、ツイッター、iPadって流行りコトバを並べられてもなー。ま、本の内容としてそっち方面だからしかたないか。
うーん、これからの世界は、個のオリジナリティで勝負できるノマド的な一部の人間が利益を総取りしちゃうんだろうか。知のコモディティ化に対して、先進国(高賃金)の人間は、vsコンピュータ及びvs途上国(低賃金)の人々とそのどちらに対しても同時に対峙してコモディティ化しないようになんとかしなくちゃならない。ザ・フラット化世界。
日本語もどうやら参入障壁としての意味をなさなくなってきた。というか、自らがその参入障壁を超えて外に先に出ていかなくちゃ世界で相対的な優位を保ち続けることができなくなってきた。右見て左見てタイヘンだよ、こりゃ。
ウェブ大変化 パワーシフトの始まり~クラウドだけでは語れない来たるべき未来 (KINDAI E&S BOOK)
- 作者: 森正弥
- 出版社/メーカー: 近代セールス社
- 発売日: 2010/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 123回
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:NO.40『人生が変わる哲学の教室』
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人生が変わる哲学の教室 単行本(ソフトカバー)
小川 仁志 (著)
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[ 7点 ] ※10点満点中
1時間目「生きることと死ぬこと」について -ハイデガー先生の授業
2時間目「夢」について -ヘーゲル先生の授業
3時間目「理性と欲望」について -カント先生の授業
4時間目「悩み」について -メルロ=ポンティ先生の授業
5時間目「自分と他人」について -レヴィナス先生の授業
6時間目「仕事」について -アーレント先生の授業
7時間目「正義」について -ロールズ先生の授業
8時間目「恋愛」について -プラトン先生の授業
9時間目「幸せ」について -アラン先生の授業
10時間目「権力」について -フーコー先生の授業
11時間目「経済と貧困」について -マルクス先生の授業
12時間目「自由」について -サルトル先生の授業
13時間目「人生」について -ニーチェ先生の授業
14時間目「哲学」について -小川先生の授業
もし偉大なる哲学者が生きていたら。自分に語りかけてくれるなら。こんなことを教えてくれるのかなぁ。
NHKでやってた『ハーバード白熱教室』にも出てきたカントやロールズも本書では易しく書かれている。でも、1冊でここまで詰め込むと1人あたりの内容はどーしても薄くなってしまう。そこは超入門編ということでやむなしか。
- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2010/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 50回
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- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: 海竜社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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:NO.39『ど素人がはじめる投資信託の本』
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ど素人がはじめる投資信託の本 (単行本(ソフトカバー))
ジョン太郎 (著)
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[ 6点 ] ※10点満点中
投資信託には特に興味ありませんが、借りたんで読んでみました。
「ど素人」とタイトルにあるとおり、易しく平易な書き方で中学生でも理解できるレベルで読みやすかった。巷にあふれるキャッチーな勧誘に惑わされずに、自分の頭で考えて賢く自己資金を運用しましょう、的なマトモな本です。
ただ前から気になってた分散投資のススメについてはどうにも納得できなかった。分散投資を実行することによってリターンはそのまま(平均)を維持し、リスク(ここでいうリスクとはボラティリティ、標準偏差という意味で。)を抑えられるのでオススメってことみたいだけど。うーん、それって良いことなのか?
原理原則としては、リスクを取った分だけリターンが得られるわけだし、リスクとリターンは表裏一体。個人財産を投資するということで、極力リスクを抑える視点で考えるなら、普通預金や国債買っときゃいいじゃんって思ってしまう。ど素人がいきなり投資信託に手を出すと、今までノーリスクの普通預金からハイリスクの投資信託に行っちゃうわけで、なんとかミドルリターンくらいにしときましょうねってことかなぁ・・・。
個人的には信託報酬が低くてバランス良く海外株式に投資されているものがいいかなー。例えば↓とか。
◇iシェアーズ MSCI KOKUSAI(コクサイ)・インデックス・ファンド (TOK)
http://jp.ishares.com/product_info/fund/overview/TOK.htm
ま、インデックス・ファンドの時点で分散投資しまくりなんですが・・・。
なにはともあれ、お金の運用は自己責任ということで。
- 作者: ジョン太郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 「ど素人の株日記」管理人なべ
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/09/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: なべ(「ど素人の株日記」管理人)
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/04/09
- メディア: 単行本
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:NO.37・38『グリーン革命』
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グリーン革命 (単行本)
トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
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[ 7点 ] ※10点満点中
年末に読もうと思って頓挫。で、やっと読了。おそらく1年以上も積ん読状態でした。そうしたら今月に「増補改訂版」が出る模様。何が書き足されてるのかちょっと気になる。
本書は、「フラット化する世界」で有名なトーマス・フリードマンの著作。(といっても、「フラット化する世界」は読んだことないですが。) 読んでわかったことは1つ。グリーン革命の世界的な潮流は不可避だってこと。間違いない!
また、"Smart Grid"ってコトバも結構、一般的に使われるようになってきたしね。日本企業もビジネスチャンスに群がるように多数参画してます。はたして日本はエネルギー・環境の分野でイニシアチブを取っていくことができるのか・・・。今の時点では結構いいポジションにいるけど、ITのようにアメリカに置き去りにされませんように。
それにしても今後の投資規模はでかくなるみたい。そして、その分、庶民の電気料金に上乗せされるってわけね。嬉しいのか、悲しいのか、よく分かりません。スマートになるんだったら省エネ→省コストになってほしいものです。
そういや、我が家の新居もソーラーパネルを載せるんだった。我が家のグリーン革命も2010年始動ということで。
◇asahi.com(朝日新聞社):Pricey smart grid draws crowd - English
http://www.asahi.com/english/TKY201005270457.html
- 作者: トーマス・フリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本
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- 作者: トーマス・フリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本
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:NO.36『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』
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iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか? (単行本)
林 信行 (著)
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[ 6点 ] ※10点満点中
iPhoneアプリで無料だったので読みました。
アップル礼賛でした。そういう意味ではiPod Touchで読むべきものなのかもしれません。
しかしながら、本をリアルでなく電子書籍として初めて読んだけど、まぁ読みづらい。まず横書きなのがしんどい。日本語はやっぱり縦書きでしょ。それから、iPod Touchで読む場合、一度に表示される文字数は横15文字、縦14文字で210文字。原稿用紙半分ぐらいの表示だと、ちまちまページめくりしないといけない、やや面倒。(アプリの操作性は悪くないんだけど・・・。) 加えて読んでいるときの前後把握、全体把握が出来ず、本の内容が頭に入ってこないのは気のせいだろうか。今、話題?のiPadだと画面も大きくてリアルな本の代替可能なのかもしれませんが、iPod Touchではちと厳しいなぁという感想です。
iPhoneもしくはiPod Touchをお持ちの方は、無料ですし一度お試しあれ。
◇firstdecade.net
http://www.firstdecade.net/blog/
- 作者: 林信行
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2010/04/26
- メディア: 単行本
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:NO.35『ルポ 貧困大国アメリカ II』
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ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書) (新書)
堤 未果 (著)
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[ 8点 ] ※10点満点中
前作を読んで、オバマさんタイヘンだなと思ったが、そうじゃなかった。オバマさんはこっち側じゃなくて、あっち側の人だったのね・・・。
そして、今アメリカ国民に突きつけられているのは、リバタリアニズムを前提とした社会保障制度の限界という問題なんでしょうか。教育制度、医療制度、年金制度、加えて刑務所までビジネスとして扱うとはね、問題山積み。こういうところを考えるにあたっては、NHK教育テレビの「ハーバード白熱教室」は良い参考になりますね。
そういえば、今日は西宮市長選挙。まずは1票を投じるところから始めます。
◇NHK ハーバード白熱教室
http://www.nhk.or.jp/harvard/
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 新書
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- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 新書
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